アニメやマンガのキャラクター、ゆるキャラの写真やイラストを印刷することはできますか?(著作物の印刷について)

著作物の印刷について、お客様(ご注文者様)ご自身もしくは、その関係者であればご注文いただけます。
しかし、上記に該当しない方の、著作権の発生するものの印刷(複製)は法律上認められておりません。

<著作権法第30条(私的使用のための複製)>
1.著作権の目的となつている著作物(以下この款において単に「著作物」という。)は、個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること(以下「私的使用」という。)を目的とするときは、次に掲げる場合を除き、その使用する者が複製することができる。
(1)公衆の使用に供することを目的として設置されている自動複製機器(複製の機能を有し、これに関する装置の全部又は主要な部分が自動化されている機器をいう。)を用いて複製する場合

条文内にある「その使用する者が」というのは、(お客様)ご自身で複製しようとしている場合は問題ございませんが、これを(弊社等)業者などに頼むとこの条件から外されてしまうということです。
(キャラクター(著作物)をご自宅のPCから個人所有のプリンタで出力し使用する範囲内という意味です。)
ですので、コンビニやプリンタを共有できる出力センター等でのプリントは同条1項-(1)に当てはまりますので使用できません。

○印刷できるデザイン
・ご注文者様ご自身のオリジナルデザインやイラストが含まれているもの
・ご注文者様ご自身で撮影された著作権の発生しない風景の写真などが含まれているもの

☓印刷できないデザイン
・デザインの中に著作権を侵害するもの(アニメや漫画、著名人やキャラクターの写真など)が含まれているもの
・公序良俗に反する文言やイラスト、写真、画像が含まれているもの

※例えば、ディズニーのキャラクターをご注文者様ご自身で描かれたものであったとしても、元になるキャラクターには著作権が発生しているので著作権侵害になります。
※著作物に関係した印刷を行いたい場合は、原作者(著作権所有者)への承諾が必要です。
※ご注文いただいた全てのデザインについての著作権の検証は事実上不可能です。あくまでもご入稿いただくデザインはご注文者様ご自身に責任があることをご理解ください。

アーティストや芸能人、著名人の写真やイラストを使用できますか?

人物については著作権はございませんが、肖像権やパブリシティ権等で保護されております。
アーティストや芸能人等の著名人に関わらず一般人においても、無断での使用はできません。
※アーティストや芸能人等においては、ご本人ではなく所属されている事務所等からの許可が必要です。

同人グッズの製作はできますか?

著作権法のとおり、権利元からの正式な許可を得ているもの以外は製作することができません。
ご注文時に権利元からの許可となる書類等をご提示お願いいたします。

また、成人向けの表現について、刑法175条に抵触する「わいせつな図面」の頒布、販売はできません。
お客様ご自身にて表現が法律に抵触していないか責任を持ってご確認をお願いいたします。

ブランドロゴや企業ロゴは自由に使えますか?

ブランドロゴや企業ロゴについては著作権はございませんが、商標権や知的財産権等により保護されている場合がございますのでご注意ください。基本権利元からの許可無しでの利用はできません。

認定証や学生証、通行証などの複製はできますか?

弊社では、認定証などのカード類の印刷も承っておりますが、これらは発行元またはそれに関係する企業様からのご発注として印刷しております。
個人でこういった認定証類の複製をすることは刑法に反しますのでご注意ください。(私文書偽造等・有印公文書偽造など)
万が一個人様から、これらに該当する可能性のあるデザインのご入稿がありました場合は、確認のご連絡をさせていただきますので予めご了承ください。

※許可なく印刷できないものの例(学生証・免許証・資格証・証明書類・テーマパーク等の施設のパスポート等)
 これらの印刷を行いたい場合は、発行元への承諾が必要です。

フリー(無料)で配布されている画像を使用して印刷できますか?

無料でダウンロードできる画像がネットには沢山出まわっていますが、使用の制限等がございますのでご注意ください。
ロイヤルティフリーの画像以外を使用したい場合は、その画像の所有者に、著作権等で保護されていないか、また販売目的の場合は商用利用が可能かの確認が必要です。
・GoogleやYahooの画像検索で表示された画像は使用できません。
・ダウンロードフリー(無料)のデスクトップピクチャ等については、使用の制限があるため使用できません。
ダウンロードする際に、必ず規約をご確認ください。「修正・改変・二次的著作物の創作の禁止」というような内容があればデスクトップピクチャー以外には使用することはできません。
これらをiPhoneケース等本来の用途とは異なるものを作成したりする場合は、著作権所有者への確認が必要になります。


※ご注文いただいた全てのデザインについての検証は事実上不可能です。あくまでもご入稿いただくデザインはご注文者様ご自身に責任があることをご理解ください。
※印刷を行った後に発生したトラブルについても弊社は一切の責任を負いません。ご注文時にご了承いただいたものといたします。
※著作物利用の相談について弊社ではお答えすることができません。詳細につきましては下記「公益社団法人著作権情報センター」にお問い合わせをお願いいたします。
 公益社団法人著作権情報センター 著作権電話相談室
 専用電話:03-5333-0393
 ※受付時間 10:00~12:00, 13:00~16:00(土日、祝日を除く)
 http://www.cric.or.jp/